設 立 趣 旨 書

 

 

特定非営利活動法人 庄内わんぱくの杜

大阪府豊中市庄内幸町5丁目22番1号

設 立 代 表 者   北 島 孝 昭  

 

 

 終戦を迎えると、庄内はにわかに子どもの数が増えましたが、この辺りはまだまだ田園風景が残っており、地域社会も「向こう三軒両隣り」というような関係性があり、お互いに支えたり支えられたりした良き時代でした。物がなくても、人情味のある心が豊かな時代でした。子どもも他者と関わる力、自ら物事を考える力、基礎体力など、人としてたくましく育つ環境は豊かであったと考えています。

 それと比較して、現在の庄内はどうでしょうか。近隣の小学校が一学年一クラスに象徴されるように、子どもの数は極端に減り、継続力や意欲がない子ども達が増え、子ども体力の低下は言うまでもありません。また地域社会でも、地域と関わりをもちたくない大人が増えてきたため、自治会活動に協力するのは年配の方々が大半という状態です。子ども会がある自治会も残り少なくなってきています。

 そんな社会環境の中で、青少年やその保護者等に対して地域活動やスポーツ、野外活動などの場を提供することを通して、人間として温かみのある関係性やつながりを少しでも取り戻せたらと考えています。

 

 しかし、それを実現するための活動をするにしても、怪我や法的な責任主体を個人レベルで負うには限界があると考えました。そこで活動内容の公益性を考え、青少年の健全育成を支援するためのNPO法人格取得を、社会的信用を得て、事業主体の明確化を図るため申請する事と致しました。

 

 スポーツや野外活動等を通して、子どもの体力増強と他者と関わる力の育成、ならびに子どもを取りまく大人や、子どもに関わる団体に対しても貢献する事を目的とし、「地域社会に貢献できる人材育成」を目指して、ここに特定非営利活動法人「庄内わんぱくの杜」を設立いたします。